消雪ノズル取扱説明書
1.散水量調整方法
施工管理者により道路及び駐車場に施工工事が完了しましたら散水量調整を行います。
- ポンプを作動して水を出します。
- 天ゴムをはずすか、あるいは天ゴムのスロット部分にマイナスドライバーを差し込んで調整弁のコック溝をさぐりながらコックを廻して水量調節します。
- 天ゴムをはずした場合は再び天ゴムを取りつけて終了です。
2.ノズル維持管理方法
1シーズン過ぎますと必ずノズル内に泥が入り、ポンプを作動しても散水しないノズルが出てきます。夏場1〜2回また冬場のシーズン近くになりましたら下記要領にて清掃を行ってください。
- 初めにライン末端にあるドレンの天ゴムとプラグをはずし、ポンプを作動して地中に敷設してある散水管内部に堆積した泥の吐き出し作業を行います。
- 散水管の泥吐出し作業が終わりましたら次にノズルの清掃を行います。
ノズル天ゴムをはずした後、ポンプを作動して水を出しながら専用レンチ(パワーレンチ)を調整弁の角穴に差し込み、左方向に廻して調整弁を緩めます。 - 調整弁と散水リングの間にできた隙間(潮70型はケーシングと散水リングの間の隙間)からノズル内及び調整弁内に溜まった泥が吐き出されます。
- 泥が吐き出されなくなったら再び専用レンチ(パワーレンチ)で調整弁を廻してしっかりと締めつけます。この際、調整弁の締め付けが不十分ですと後日調整弁の緩みトラブルが発生する可能性がありますので、必ずしっかりと締まっていることを確認してください
- 調整弁を締めつけた後、調整弁内のコックをマイナスドライバーで廻して散水量の調整を行います。
- 水量調整が終わりましたら天ゴムを取りつけて終了です。
3.その他の散水不能原因
- ノズル本体に泥が詰まり散水しないのはノズルの散水孔より入るのがほとんどですが、ポンプにより井戸から吸い上げた砂などにより内部が詰まる場合があります。この場合もノズル清掃手順にしたがって清掃を行ってください。
- 潮70型や輝70型などの孔式ノズルの場合、大型自動車・トレーラー等の通行による散水孔のつぶれが原因で散水できない場 合があります。その場合はドリルで再度孔を開けなおしてご使用ください。
- その他の原因による不具合が発生した場合はご相談ください。
以上、長期間ご使用いただくためにも上記維持管理を必ず実施するようお願いいたします。