HSカップリング・FVソケット
HSカップリング:SUS製
FVソケット:FCD製
1.高耐食・強靭・軽量なHSカップリング
HSカップリングのケーシングはSUS304冷間圧延鋼板を使用したプレス成型による製造です。
肉厚は薄いですが見た目以上に強度があり、目地部で発生しやすい不等沈下による破断にも強くなっています。また非常に軽量で現場での扱いが容易です。
SUS304は素材自体の耐食性能が高く、さらに不動態化処理を施しているため長期間安定した耐食性を保つことが可能です。
※鋼管との接続に使用する場合、HSカップリングは電蝕を起こす可能性がある為、使用しないでください。
2.高強度なFVソケット
FVソケットは強靱性を特徴とするダクタイル鋳鉄(FCD450)を素材としています。ダクタイル鋳鉄は普通鋳鉄の数倍の強度と、粘り強さがあります。また構造的にもソケット中央のリブが非常に高い強度をもたらしています。その強度は同口径のSGP管と比較した場合で圧縮強度で3倍以上、せん断強度で5倍以上(計算値)となります。
このソケットを目地部分に配置することにより大型車両の通行する道路や交通量の多い過酷な状況下においても安心して使用することができます。
3.高いシール性能
パッキンは高いシール性能を持つ専用品を開発しました。その性能はJIS K-6741(硬質塩化ビニル管)の接合部水圧試験(水圧2.5MPaにて1分間保持)をクリアしています。
4.既設配管との取り合いも直接可能
FVソケットは塩ビ管だけでなく鋼管との互換性もありますので、既設配管との取り合いが必要な場合でもダイレクトに接続することができます。
5.道路状況に柔軟に対応するフレキシブル性
消雪配管ジョイントには8°の可撓性を持たせていますので、複雑な道路状況に応じて施工することができます。
HSカップリング
製品仕様
材質 | パッキン |
---|---|
SUS304 | EPDM |
寸法・規格表
呼び径 | A | B | t |
---|---|---|---|
50A | 76.1 | 63.5 | 0.8 |
65A | 92.6 | 80 | 0.8 |
80A | 106.0 | 93 | 1.0 |
100A | 131.4 | 118 | 1.2 |
125A | 158.0 | 144 | 1.5 |
段落ちタイプ
呼び径 | C | D | t1 | t2 | L |
---|---|---|---|---|---|
65A× 50A | 92.6 | 76.1 | 0.8 | 0.8 | 121 |
80A× 65A | 106 | 92.6 | 1.0 | 0.8 | |
100A× 65A | 131.4 | 92.6 | 1.2 | 0.8 | |
100A× 80A | 131.4 | 106 | 1.2 | 1.0 | |
125A× 65A | 158 | 92.6 | 1.5 | 0.8 | |
125A× 80A | 158 | 106 | 1.5 | 1.0 | |
125A×100A | 158 | 131.4 | 1.5 | 1.2 |
※本カップリングはコンクリート埋設専用です。露出配管や土中埋設用途では使用できません。
HSエルボカップリング
製品仕様
材質 | パッキン |
---|---|
SUS304 | EPDM |
寸法・規格表
呼び径 | A |
---|---|
65A | 92.6 |
80A | 106.0 |
100A | 131.4 |
θ |
---|
15° |
25° |
35° |
45° |
60° |
75° |
FVソケット
製品仕様
材質 | 表面処理 | パッキン |
---|---|---|
FCD450 | アミノ樹脂焼付け塗装 | EPDM |
寸法・規格表
呼び径 | A | B | t | 図番 |
---|---|---|---|---|
50A | 82 | 61.6 | 4.0 | 1 |
65A | 100 | 77.6 | 4.5 | 2 |
80A | 113 | 90.5 | 4.5 | 2 |
100A | 139 | 115.9 | 5.0 | 2 |
125A | 165 | 141.7 | 5.0 | 2 |
150A | 191 | 167.1 | 5.5 | 2 |
200A | 244 | 218.5 | 7.0 | 3 |
※本ソケットはコンクリート埋設専用です。露出配管や土中埋設用途などでは使用できません。
接合手順
1.清掃
パイプの挿し口と消雪配管ジョイントのパッキンをウエスできれいに清掃してください。
2.滑剤塗布
消雪配管ジョイントのパッキン面とパイプ挿し口にRR用滑剤を刷毛にて均一に塗布します。油、グリス、石鹸水などは使用しないでください。塗布後は土砂が付着しないよう注意してください。
3.接合
パイプと消雪配管ジョイントの軸心を合わせて挿入します。手挿しできつい場合はてこ棒を使用した方法や、挿入機(荷締機やレバーブロックなど)を使用して接合してください。
ハンマーなどでの叩き込み接合は、パイプの破損やパッキンが溝部からはずれる恐れがありますので行わないでください。
資料
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